コーティングブログblog

2025/04/24
お役立ち情報

【専門店が解説】ガラスコーティング後の洗車|いつから?洗車機は使える?

愛車を美しく保つガラスコーティング

近年、多くの方に選ばれているガラスコーティング。その人気の理由は、見た目を美しくするだけではありません。

 

ガラスコーティングには以下のような様々なメリットがあります。
・美しい艶と輝き:新車のような輝きが長期間持続
・汚れの付着防止:水垢や砂埃などの汚れが付きにくく落ちやすいため、洗車の手間の軽減にも。
・紫外線や小キズからの保護:ボディの色褪せや塗装の劣化、細かい擦り傷を軽減します

 

しかし、せっかく施工したコーティングも、その後の間違ったケアを行ってしまうと効果が半減してしまうことも。
ここでは、コーティング後の正しいケア方法について詳しくご紹介していきます。

ガラスコーティング後に気を付けた方が良いこと

愛車にガラスコーティングを施工したものの、「洗車のタイミングや方法が分からない」「せっかくのコーティングを台無しにしたくない」といった不安をお持ちではありませんか?
当店ではこれまで約10,000台のコーティング施工を行っております。
お客様からよくご相談いただく内容をもとに、それぞれ解説していきます。

ガラスコーティングをしたら気を付ける事

当店では、お客様のご要望や車の状態に応じて最適なコーティングをご提案しています。
コーティング施工直後は以下のポイントを押さえておくことで、より長く効果を維持することができます。

 

1.施工直後の注意点
ガラスコーティングの種類により異なりますが、ガラス被膜が完全に硬化するまでの通常12時間~1ヶ月程度かかると言われています。
施工時間に乾燥の時間も含まれているため、濡れても問題はありません。
ただしコーティングの効果が損なわれる恐れがあるため、施工直後の1ヶ月程度は本格的な洗車を控えることが推奨されます。
2.洗車をしないのはNG!
とはいえ、「コーティングしたから洗車しなくていい」は大きな間違いです。
放置された汚れは、コーティング被膜に悪影響を与える可能性があります。

 

特に、以下の汚れは早めの除去が必要です。
・鳥の糞
・虫の死骸
・黄砂
適切な洗車を行うことで、コーティングの効果を最大限に引き出せます。

 

では、コーティング施工後いつから洗車を始めれば良いのでしょうか?
次の項目で、最適な洗車開始のタイミングについて詳しくご説明していきます。

洗車はいつからできるの?

コーティング施工後の洗車開始時期は、施工したコーティングの種類によって異なります。
一般的な目安として、以下のようなタイミングでの洗車をお勧めしています。

 

≪施工直後~1ヶ月まで≫
コーティング被膜が完全に硬化するまでの約1ヶ月間は、基本的に洗車を控えることをお勧めしています。
ただし雨水や他の汚れが付着した場合は、水洗いのみでの対応がおすすめです。
この期間中はコーティングの初期硬化を妨げないようシャンプーなどの洗剤使用はなるべく避けましょう。

 

≪1ヶ月経過後≫
コーティングが完全に硬化したら、通常の手洗い洗車を行えます。
高圧洗浄機も使用する事もできますので、汚れがひどい場合30cm以上離して使用することをおすすめします。

 

【注意点】
・強アルカリ性の洗剤は被膜を傷める可能性があるため避けましょう
・スポンジやクロスは柔らかいものを使用してください
・こすり洗いは優しく行うことを心がけましょう

【ポイント解説】コーティング車のオススメ洗車方法

コーティング車に適した洗車方法とは

コーティング車の洗車は、一般的な洗車よりも丁寧な手順で行うことをお勧めします。
以下の手順で洗車を行うことで、コーティングの効果を長く保つことができます。

 

1. 水洗いで予備洗車
まずは水で全体的に汚れを流します。
これにより、表面の大きな汚れを落とし、洗車時の傷を防ぐことができます。
2. ホイールから洗車開始
ホイールは特に汚れが目立つ部分です。
専用のホイールブラシを使用し、タイヤの汚れがボディに付かないよう最初に洗います。
3. 上から下へ洗車
ルーフ(屋根)から開始
ボンネット、トランク
ドア、フェンダー
サイドステップ
の順で洗車を行います。
4. 最後の仕上げ
全体を水で十分にすすいだ後、セームタオルやマイクロファイバークロスで水滴を拭き取ります。
拭き取る際は、強くこすらず、押さえるように水分を吸い取りましょう。

 

セームを使用

マイクロファイバークロスで拭き上げ

 

【Point】
コーティング車は通常の車より水はけが良いため、水垢が付きにくいのが特徴です。
ただし、その分汚れが目立ちやすいため、2週間に1回程度の定期的な洗車をお勧めします。
いつもきれいな状態を保つことがコーティングの効果を最大限に引き出す秘訣です。

プロが教える洗車テクニック

コーティング車を美しく保つための、プロならではの洗車テクニックをご紹介します。


1. 洗車前の確認ポイント
・気温が高くないか:
外気温が30℃を超える真夏日には、車体の表面は70度を超えると言われています。
その状態では水分に含まれるミネラル分が蒸発後に残り、「ウォータースポット」と呼ばれる白い染みの原因になります。
特に黒や濃紺などの濃色車は目立ちやすいため、気温の低い朝夕や曇りの日を選びましょう。
・直射日光が当たっていないか:
日陰や屋内での洗車がベストです。直射日光は乾燥ムラを引き起こします。
どうしても屋外で行う場合は、車全体が日陰になる環境を選びましょう。
・風の強い日を避ける:
強風時は砂やホコリが舞い、洗車中に新たな傷の原因となります。
これらの条件を考慮することで、コーティング面にウォータースポットやムラが発生するリスクを大幅に軽減できます。
少し手間でも適切な環境で洗車することが、美しい仕上がりへの近道です。

 

2. 洗車用品の使い分け
スポンジ・クロス:2~3枚用意し、ボディ上部用とホイール・下部用に分ける
バケツ:すすぎ用と洗車用の2個を準備
洗車用品の保管:使用後は良く洗い、乾燥させて保管

 

3. こだわりのテクニック
拭き取りは一方向に統一
バケツに砂などをため込まない
タオルは小まめに洗い、汚れを巻き込まない

 

4. 特に注意が必要な箇所

ドアハンドルの隙間

ワイパー下部

サイドミラー周辺

サイドミラー下部

給油口のドア内部

これらの箇所は汚れが溜まりやすく、後々のトラブルの原因となります。

 

【Point】
一つひとつの工程は細かく、少し手間のかかる作業に感じるかもしれません。
しかし、これらの丁寧な作業が、愛車の美しさを長く保つ秘訣となります。
大切な愛車だからこそ、ぜひ実践していただきたい洗車方法です。

コーティング後に失敗しないために

せっかく施工したコーティングを長持ちさせるためには、正しいメンテナンス方法を知ることが重要です。
特に洗車機の使用については、多くの方が不安に感じられる部分です。
ここでは、洗車機使用の注意点について詳しく解説していきます。

洗車機の使用は硬化後ならOK!ただし…

コーティング施工から1ヶ月以上経過し、完全に硬化した後であれば、洗車機の使用は可能です。
反対に、汚れを放置したままの方が、ボディにダメージを与えかねません。自分で手洗いすることが難しい場合、迷わず洗車機を活用しましょう。
ただし、以下の点に注意が必要です。

 

1. 洗車機使用時の注意点
・洗車機の種類を確認する:
布製ブラシや泡洗浄タイプの洗車機は、硬いナイロンブラシよりもコーティング面に優しい傾向があります。
洗車場のスタッフに確認するなどして、使用されているブラシの素材を調べると良いでしょう。
・新しい設備の店舗を選ぶ:
長期間使用されたブラシは摩耗して硬くなったり、異物が付着していたりする可能性があります。
定期的にメンテナンスされている新しい洗車機を選びましょう。

洗車機のブラシ素材や状態は外観から判断しづらいですが、
洗車場の清潔さや設備の新しさは、品質の目安となります。
最近では、車のボディに優しい素材を使用した洗車機も増えていますので、事前に調査することをお勧めします。

 

2. 洗車機の使用時のおすすめポイント
・事前に水洗いで大きな汚れを落とす
・コース選択時に「コーティング車用」などのコースを選択する
・月1回程度の手洗い洗車と併用するのが理想的

 

特に大きな汚れは事前に水で流しておくことで、洗車機での洗車がより効果的になります。
また、高圧洗浄でノンブラシ洗車を行う「コーティング車用」のコースがある場合、そちらを選択する事でコーティング面への負担が少なくなります。

 

洗車機は、忙しい現代のカーライフには欠かせない存在です。
上記のポイントを押さえることで、コーティング車でも安心して活用できます。
次の項目では、洗車機がNGと言われる理由について詳しく解説していきます。

洗車機がNGと言われる理由

洗車機による洗車について、「コーティング車には使用すべきではない」という意見をよく目にすることがあります。
その主な理由として以下が挙げられます。

 

1. ブラシによる傷のリスク
洗車機のブラシは、汚れを物理的に落とすため、細かい傷がつく可能性があります。
特に、砂やホコリなどの細かい粒子が付着したブラシで洗車すると、コーティング被膜に傷が付きやすくなります。
2. 強い水圧による影響
高圧の水流がコーティング被膜に直接当たることで、被膜の劣化を早める可能性があります。
特にコーティング施工直後は、この影響を受けやすい状態です。
3. コーティングの劣化
不適切な洗車機の使用を続けることで、コーティング被膜の光沢が失われたり、撥水性が低下したりする可能性があります。
これは、ブラシや水圧による物理的な摩耗が主な原因です。
ただし、これらは極端な例や不適切な使用方法による結果です。
先ほどご説明したような適切な使用方法とタイミングを守ることで、洗車機は安全に活用できます。
大切なのは、「使わない」ことではなく、「正しく使う」ということなのです。

【解決策付き!】実際にあった失敗例

よくある失敗「3選」

実際にあった、コーティング車の洗車における失敗例をご紹介します。
これらの事例から学ぶことで、同じような失敗を防ぐことができます。

 

失敗例1:強アルカリ性洗剤の使用
「汚れを早く落としたい」という思いから、強アルカリ性の洗剤を使用してしまうケース。
これにより、コーティング被膜が劣化し、本来の効果が損なわれてしまいます。
→解決策
中性の カーシャンプーを使用しましょう。
特に頑固な汚れの場合は、しばらく水で濡らして汚れを浮かせてから洗車することをお勧めします。

 

失敗例2:施工直後の洗車機使用
「早く洗車したい」という気持ちから、コーティング施工後すぐに洗車機を使用してしまうケース。
被膜が完全に硬化していない状態での洗車は、コーティングの効果を大きく損なう原因となります。
→解決策
施工後1ヶ月は手洗い中心のケアを心がけましょう。
汚れが気になる場合は、やさしく水洗いをする程度に留めることをお勧めします。

 

失敗例3:汚れの放置
「コーティングしたから大丈夫」と考え、汚れを放置してしまうケース。
特に、鳥の糞や虫の死骸などを長時間放置すると、コーティング被膜にダメージを与える可能性があります。
→解決策
汚れを見つけたら、できるだけ早めに除去することが大切です。
すぐに洗車できない場合は、水で流すだけでも効果があります。

コーティング車の洗車 まとめ

ここまで、コーティング後の洗車についての注意点や具体的な方法をご紹介してきました。
快適なカーライフを送るために、以下のポイントを意識していただければと思います。

 

・コーティング後の洗車開始時期
施工から約1ヶ月は水洗い中心のケアを
完全硬化後は通常の洗車が可能

 

・適切な洗車方法の選択
基本は手洗い洗車がベスト
時間がない場合は洗車機も活用可能
コーティング専用コースがあれば積極的に活用

 

・重要なポイント
汚れの放置は厳禁
こまめなケアが美しさを保つコツ
愛車に合った最適なケア方法を選択

 

当店では、コーティング施工後のメンテナンスについても専門スタッフが丁寧にアドバイスさせていただいております。
洗車方法や日々のお手入れでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

まずはお気軽にお問い合わせください

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